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国大ラグビー部 ダイアリー

狼太陽隊の大敗に思う [国大ラグビー部 ダイアリー]

投稿日時:2019/05/05(日) 21:45

 ご紹介にあずかりました、「超」都会の千葉から片道2時間通い続けて4年目になります、高橋洋樹です。このたび4年生になりチームを引っ張る立場になりまして、不安半分楽しみ半分といった心境です。3部昇格を目指し、できることを一つひとつ為していこうと思います。

 4月26日の金曜日、友人2人に誘われましてサンウルブズの試合を見に秩父宮ラグビー場に行ってきました。相手はハイランダーズ。結果は0-52の大敗で、ハイランダーズのトライショーとなりました。差が開くたびにスタジアムは「あーあ」という落胆の声に包まれ、天気の冷え込みと同時に心の冷え込みも感じ辛かったです。友人が「万が一にも勝ったら歴史の目撃者になれる」と言っていました。今年は強豪相手でも接戦が多かっただけに、今回の敗戦は非常に残念でした。

 ただ、テレビを通してではわからない現場の雰囲気というものがあるもので、それを味わうことができたのは貴重でした。スクラムでの「狼の遠吠え」も体験することができましたし、後半最初の、あと一歩でトライという場面ではスタジアム全体が沸き立っているのが感じ取れました。あの感覚は、実際にスタジアムに足を運ばないと味わえないものです。

 この試合を見て思ったことが3つあります。現代ラグビーにおける勝利条件についてです。①ボール争奪局面において圧力をかけ続けること②空中戦(ラインアウトおよびハイボールキャッチ)を支配すること③スクラムを制圧することーーーこの3つが遂行できればどんな試合も優位に運ぶことができます。

 私は、個人でも団体でも、試合に臨むにあたって頭に留めておけることは3つ程度が限界だと思っています。試合前、焦点を3つに絞り、それらを個人あるいはチーム内でできるだけ具体的に共有しておく。いざ試合となれば、それらを抽象的かつ象徴的な言葉で表し、全員がそれを合言葉に動く。それこそが勝利への近道なのではないかと、サンウルブズの大敗を見て感じました。ハイランダーズはそれをやっていたように思います。顧みて、個人でもチームでも目的を明確にしたラグビーを貫徹していきたいですね。

 久しぶりのブログ担当ということで長くなりましたこと、どうかご容赦ください。では、次は坂本に回そうと思います。よろしく。

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